2012年2月28日火曜日

声優ネットワーク論(1)


この前に、夜中書いていた図をKeynoteで書きなおした。
内容は、どうでもいいことだから適当に読み流してください。

敢えて難しい題をつけるなら、ある声優Oが別々のキャラクターA、Bを演じているときに、起こる視覚と聴覚のネットワークのズレによって引き起こされる声の亡霊が持つ力について。

自分で書いていてもよく分からない。簡単に言えば、高山みなみの声を聞くと、どんなキャラでもコナンに聞こえちゃう問題について。では以下本文。


ある声優が、キャラクターAとキャラクターBを演じるとする。そのときには、ぼくたちは、声優Oの声を、視覚(キャラクターの図=スクリーン)を通してみて、つまり、声0+画像AorBという足し算をすることで、キャラクターを認識している。それを図にすると、下のようになる。


ある声優が、キャラクターAとキャラクターBを演じるとする。そのときには、ぼくたちは、声優Oの声を、視覚(キャラクターの図=スクリーン)を通してみて、つまり、声0+画像AorBという足し算をすることで、キャラクターを認識している。それを図にすると、上のようになる。
Aのネットワークが次第に強くなる(線が太くなる)、つまり、キャラクターAの声を聴きなれるとこういう図になる。しかし、ここで、時々おかしなことが起こる。キャラクターBだけを見ているときに、キャラクターAが想起されるということだ。それが下図になる。


Aへの聴覚ネットワークの痕跡が、残るほどに聞きなれると、キャラクターBを視覚的には、認識していても、キャラクターAの亡霊(A')を聴覚的に認識してしまう。そこでは、キャラクターは視覚のスクリーンを上手く通れずに、Aの聴覚ネットワークへと「引っ張られる」ことで、キャラクターBの後ろにAをみてしまう。(O+BA')

この過去の聴覚ネットワークの痕跡が引き起こす力(図では、ピンクの点線)を、声の幽霊の持つ力、声幽力と呼びたい(キリ

こんな感じかなー。
とりあえず、声優をネットワークとして読むことは結構面白いことだと思っている(まあ完全に個人的な趣味)ので、もうちょっとネタが続く限り、断続的に書いてみたい。

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